CoverGrass's Blog

日々の生活で私が感じたことを

去年の今日

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今日は特色選抜で生徒休業。

思い出す一年前。

握りしめる受験票。

整えられた身だしなみ。

みんなが向かうのは中学。

私が向かうのは第一志望校。

多くの生徒が受ける一般入試。

その1ヶ月前に行われる特色選抜。

3年間目指してきた特色合格。

積み上げてきた努力。

引き受けてきた肩書き。

絶対合格という強い意志。

感じる余裕さえない焦り。

大きくつく深呼吸。

緊張とはお別れ。


お題に沿って書かされる小論文。

塾の指示に当てはめる定型文。

その中でも少し現す自分の個性。

本番もきちんと練習通り。

圧力を感じる31の面接。

でも大にしたことのない質問。

完璧に覚えた記憶。

はっきりと話し常に笑顔。

捨て問はしっかりわかりません。


私が目指した県立トップ女子校。

去年は例年より高い倍率。

みんなと同じでは不合格。

私が演じる、必要な人材。

現代の少子高齢化

子供の育成に適した環境作り。

その一部を目指す主人公。

ここまで完璧に作り上げた私。

合格するという確固たる自信。

そういうものが本当に必要。


来て欲しくない2年後。

脅威である大学入試。

うまくいくとは限らない今回。

また積み上げよう努力。

それだけが私にできる事。


合格枇杷にゲン担ぎ

今週のお題「ゲン担ぎ」

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テニスコートの端の枇杷

その別名 合格枇杷

みんなこぞって食べる受験生。

どんどん進める先生方。

でも上がらない進学実績。

青春の一年を諦めた浪人生。

志望校を諦めた私立大学進学者。

それでいいのか自分の人生。


受験生以外食べると不合格。

受験生まで諦めるみんな。

平気で破る校則。

普通に守るゲン担ぎ。

ふと感じる謎。

そんな姿を見る私。

思わず手に取る1つの枇杷

試してみたくなるゲン担ぎ。

綺麗な橙色。

甘酸っぱい枇杷の味。

さぁ、来年の受験の結果。

ゲン担ぎなんて迷信。

受験生以外が食べても合格。

それをしっかり証明。

そのために必死に勉強。


人事を尽くして天命を待つ。

ぜひともしてほしい努力。

げん担ぎではなく、受験生!


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いつもなら通り過ぎる景色。

でも今日は気づいた変化。

思わず手に取る本。 

特に有名でもない著者。

でも心に響く題名。

「明日晴れたら死のう」

みんなならきっと苦笑い。

でも私には重い言葉。

ふと開いてみたページ。

どんどん読み進めたくなる力。

私とかけ離れた主人公。

でも私の気持ちとの共鳴。

心に刺さる深い表現。


本との出会いは一期一会。

その本が変える私の人生。

それが本の面白さ。


テストという地獄

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教室中に響く試験官の声。 
一斉に開かれる問題用紙。 
止まることなく動くシャーペン。
勢いよく擦られる消しゴム。 
ふと抱える頭。
それと同時に止まる手。
真っ白な視界。 
震える腕。 
荒れる呼吸。 
締め付けられるお腹。 
落ち着けと諭す心。 
ふーっと吐く息。 
いや、はぁと言うため息。 
大切な時に出てこない記憶。 
諦めて進む別の問題。 
やはり気になるあの問題。 
どんどん過ぎてゆく時間。 
焦りで増える計算ミス。 
耳に共鳴するシャーペンの音。 
終了の合図とともに止まる手。 
書き続けたら反則。 
わかっていても書きたい気持ち。 
でも勝てない罪悪感。 
配られてしまう答案集。 
思わず開いて感じる絶望。 
信じていたものの崩壊。 
なぜこうなったのかと自問自答。 
次は頑張ろうという決意。 
でも特に何もない願望。 
希望のない人生。 
果てしなく続くゴール。 
それまでのあまりに遠い道のり。

営業用スマイル

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振りまく愛想笑い。

人より冷めてる自分。

明るいといわれる偽りの性格。

ふとこわばった彼の表情。

怖いという彼のつぶやき。

戸惑って作る苦笑い。

それから広がる楽しい会話。

無理しなくてもいい彼との時間。

友達に止められる女たらし。

わかっていてもつい追う視線。

彼女がいても、私にかける声。

辛さを感じ、置く距離。

嫌われようと吐く暴言。

それすら見据える彼の心。

避けても変わらない彼の態度。

彼女とは別れたと言う彼の言葉。

私を好きだと言う彼の嘘。

信じた私の苦い恋心。

付き合うまでが面白いゲーム。

クリアしたらもう用済み。

ネタだと気づかない純粋さ。

そして増える黒歴史


カバーガラスのような私の心

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安易な考えで決められたパート。

マレットの綿の取れ具合。

全体が見渡せる音楽室の角。

遠くで棒を振っている顧問。

何度怒られてもわからない状況。

やっと間違いに気づく全奏。

修正したくても動かない手。

焦りと不安で真っ白になる頭。

気づくと溢れていく涙。

余計に荒れる呼吸。

どんどん大きくなる先生の声。

小刻みに震える足。

ティンパニに映る自分の姿。

早く過ぎてほしい時間

部活に入ったことへの後悔。

心の奥にある過去の辛い経験。

忘れられなかった嫌な記憶。

それと全く同じような現状。

繰り返された運命に感じる悪意。

友達だと錯覚していた人々。

辛い時はいつもひとりぼっち。

誰にも相談できない悩み。

逃げ場のない日常生活。

二度と来て欲しくない朝。

それでも残酷に続く日々。

そしてまた今日を生きる自分。